2023年度合格実績インタビュー (2)

2023年度合格実績インタビュー (2)

唐さん - 早稲田大学大学院 先進理工学研究科

合格者インタビューの第2弾へようこそ。今回は、今年早稲田大学大学院に合格した唐さんへのインタビューをお届けします。
目標の学校に合格する為にはどのように勉強したら良いのか、また、孤独感を感じがちな留学生活をどのような心持ちで過ごしていくことが大切なのか、唐さんの経験が今日本大学や大学院に進学を目指している皆さん、また、これから日本留学を考えている皆さんに大変参考になると思います。

学校: 最初に、自己紹介をお願いします。
唐さん: みなさん、こんにちは。私は22年6月に蘇州大学の電子科学技術専攻を卒業し、その後、東京国際文化学院新宿校の7月生として入学しました。現時点では、早稲田大学の先進理工学研究科にも合格しました。

学校: 東京国際文化学院についての印象を教えてください。
唐さん: 私は第一校舎で勉強しています。その校舎は少し質素で古いですが、先生たちのおかげで私たちはいつもきれいな環境で勉強しています。先生たちはみなさん親切です。クラスメート全員が中国人なので、多国籍の学生たちが在籍している日本語学校より雰囲気が良いかもしれません。ほとんどの生徒が進学を目指しているので、お互いが刺激となり、勉強の推進力となります。お気に入りの先生は小林先生で、ユーモアがあり、授業では会話の形式で知識をスムーズに伝授してくれます。いつも小林先生の授業は時間があっという間に過ぎます。クラスメートはみんな進学を目指していることで、お互い励まし合いながら勉強に励んできたので、自分が目指していた学校に合格することができました。学校周辺の環境としては、私が所属している校舎は「コリアンタウン」の近くにあり、一歩歩けば飲食店が並ぶ通りに出られます。授業の合間に軽食を買ってお腹を満たすことができて、とても便利です。

学校: 合格の心得を共有していただけますか?
唐さん: 正直なところ、私は特に良い経験がありません。勉強が得意ではなく、最初の年は効率が低かったです。断続的に続く勉強の中で合格することができたのは、運が良かったのかもしれません。準備したものと言えば、塾に通ったことですかね。塾で先生の講義を受けながら以前の専門知識を取り戻すことと、問題集を解くことでした。電気工学の分野においては、大学院の入試問題は国内の大学院と比べて特に難しく感じませんでした。基礎問題をしっかり抑えることがポイントでした。志望校の使用教材を確認し、同じ教材を手に入れ、熟読することと、教科書の問題を解いたうえで、ひたすら過去の入試問題を解くぐらいですかね。

学校: 後輩達に何かアドバイスを送っていただけますか?
唐さん: 日本の大学院入学試験で、一部の人は英語での受験を選ぶこともありますが、ほとんどの場合、私のように日本語学校で1年間勉強してから進学することが一般的です。進学が難しいこともあるので、来日する前に心構えを整え、外部の環境に影響されないようにしておく必要があります。また、こちらに来ると孤独感や孤立感が生じやすいです。それに対しても心の準備が必要です。これにより、最終的には理想の学校に進学することができます。